かわら版

■ 「アジャイル型」組織について ■

 環境変化の激しいなか、企業経営も素早い対応が求められているところです。そのような中アジャイル型と呼ばれる組織運営が注目を浴びてきています。
 従来型の組織はトップの命令によって決められた形で受動的に動いていますが、このアジャイル型にするとニーズに合わせた組織の変化がスピーディーになり、まるで生き物のように環境変化に合わせて常に進化していく組織になると言われています。
 アジャイルは元々ソフトウェア開発手法として提唱され、「素早い」「俊敏」という意味があり、顧客の変化する細やかな要求に短時間で何度も対応し改善を加えていくことにより結果として大きな成果が得られてきたため、これを組織全体に応用しようというものです。
 この組織を実現するにはこの組織運営を推奨しているBCG(ボストンコンサルティンググループ)によれば組織構造を大胆に変更しなければならないとしています。
 例えば事業部の中におかれている複数の機能を、事業を担う単位である「トライブ」の中のその目標をブレイクダウンする複数の「スクワッド」にこれを配置し、またスクワッドの活動を支援するために、各種スキルを持った部隊である「チャプター」を設け、スクワッド横断的に機能面を担保するマトリックス構造とするとされています。
 この実行には次の8 つのポイントを同時並行で検討する必要があるとしています。
① 目指す姿の定義 「価値」に沿って組織の原則を定義
② ガバナンス 「リターンの得られるものに投資する」思想
③ 組織 事業運営と育成を分ける
④ プロセス アジャイル思想に沿った日々の運営を定義
⑤ チーム 価値を出すために必要な人を集める仕掛け
⑥ マネジメント 役員を投資家や事業リーダーとして関与させる仕掛け
⑦ 人事制度 段階的なアジャストから、時代に合わせた全面刷新へ
⑧ テクノロジー Time to Market のカギを握る
(出典 BCGが読む経営の論点 2020)
 大きく環境対応が求められる現在では特にこのアジャイル型組織が求められると思われます。


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