かわら版

■ 「ラグビーワールドカップ」 ■

 ラグビーワールドカップ日本大会が 9 月 20 日に開幕します。ラグビーファン、関係者を除くとあまり実感がなく、来年開催される東京オリンピックに話題が集中し、なんとなく
盛り上がりに欠けているように感じられる人も多いと思います。
そもそもワールドカップがあることも知らない人もまだまだいるようです。
 でも、実はラグビーワールドカップはサッカーのワールドカップを凌ぐほどの経済効果が開催国にはあるとも言われています。ラグビーはヨーロッパの富裕層に人気のスポーツで、彼らの観戦スタイルは長期で滞在し、開催都市を周遊し、その周辺地域を観光しながら観戦していくそうです。

 2015 年のイングランド大会では平均滞在日数が 14 日間、平均消費額が一人あたり約 31 万円だったという調査もあり、それは平均的な日本に来るインバウンドの 2 倍の消費額とのことです。これは、サッカーが欧州だけではなく、アジア、中南米、アフリカなど比較的貧困な国々でも人気の高いスポーツなのに比べて、ラグビーファンは欧州、豪州の富裕層が中心であることと、試合間隔が1週間程度空けられるので複数の試合を観戦しようとすると長期滞在にならざるを得ないのが理由だと言われています。
 今回の日本大会は、北は札幌から南は熊本まで全国 12 都市で開催され、観戦客はこれらの複数の開催都市を中心に、その周辺地域の観光が期待されています。

 また、ラグビー協会の方の話で、ちょっと変わり種で心配しているのが「ビールが不足するのでは」ということです。欧州のラグビー観戦は一般的にビールを飲みながらやるらしいのですが、彼らの飲む量が日本人とは比べ物にならないくらい大量で、観戦中及び観戦後用にそのビールを確保しておく必要があり、ビール会社も含めてその対策をしているとのことです。笑い話のようですが、意外に深刻だということです。
 もうすぐ開幕ですが、意外な経済効果を生み出すのか、はたまた静かに開催されていくのか注目されるところですが、インバウンド消費に一服感が出てきている昨今で、新たな起爆剤になるのか注目されるところです。


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