かわら版

■ 「働き方」 ■

 安倍政権のもと、働き方改革が進められております。
働き方改革とは、一言でいえば「一億総活躍社会を実現するための改革」であり、一億総活躍社会とは、少子高齢化が進む中でも「50年後も人口1億人を維持し、職場・家庭・地域で誰しもが活躍できる社会」ということです。
 この働き方改革に沿って、官公庁、大企業を中心にいろいろな試みがなされておりますが、まだまだ、その途についたばかりで、何をもって改革なのかが見えてきません。ましてや、中小企業においては、「働き方改革、それって何!」というところが多いことでしょう。
 そもそも、「働き方改革」「一億総活躍」という言葉自体、抽象的で何を言っているのか、だからどうするのか、具体的な方針なり指針が出ていないように思われます。
 確かに、これから少子高齢化がハイスピードで進んでいき、生産労働人口が減少していくことはわかりきっていることで、それに対応するために、IT化で業務を効率化し、AIで人がこれまで行ってきた知的労働を置き換えていくことが進められて、IT化、AI化で逆に仕事が奪われるというジレンマも生じてくるでしょう。一方で、運送業や建設業、飲食業など、人の労働に大きく依存する産業は、AIに置き換わる余地が少なく、慢性的な人手不足に悩まされることになることでしょう。
 「働くこと」は、お金を得ること。そしてそれで生活をしていくこと、家族を養っていくこと、人生を楽しむことです。それゆえ「働き方」=「生活」=「人生」なのではないでしょうか?
 「働き方」など、お上(政府など)にとやかくいわれるものではなく、自分でどのような人生をこれから歩んでいきたいかを個々人が考えていくことではないかと思いますが。
 それは、これから社会に出る若者も、定年等を迎えて、これから残りの人生をどう生きていこうかと考えている高齢者も同じです。
 全世界的に、政治的、経済的、社会的に何が起こっても不思議ではなく、連続な出来事が続いていく現代社会の中で、自分のこれからの生き方をしっかりと見据えて、どのような働き方をしていくかが重要なことではないでしょうか。
 今後、少子高齢化が進んでいくなかで、「働き方」と「年金問題」に対して具体的な指針を示した書物として、「AIとBIはいかに人間を変えるか」(波頭亮 著)を読んでみましたが、なかなか示唆に富む内容のものでした。
 ご興味のある方は一読してみては如何でしょうか。


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