かわら版

■ 未来のAIは我々の味方それとも敵? ■

 2017年に筆者にとってはショッキングなレポートがあるシンクタンクから発表されました。それは、今後消滅する可能性の高い職業を挙げたものです。筆者の職業(会計士)も上位にランクインされていました。直後に同業の誰もがその記事に触れなかったことが今でも忘れられません。

 監査本来の目的(情報の信頼性の担保)は20年後も変わらなくとも、それを誰が支えてくれているかは未知数です。監査現場は様変わりしているかもしれませんね。

 AIの専門家によりますと、AIは大きく特化型AIと汎用型AIに区別されるようです。前者は、既に実用化段階に入っており、人が行ってきた特定業務を代行(奪って?)しております。一方、汎用型AIは、まだ実用化の段階には至っておりませんが、言わば「汎用型知性を持った人間」の誕生です。いずれ実現化されるかもしれませんが、働く者にとって強力なライバル出現となるかもしれませんね。今の段階を第三次産業革命とも呼ばれておりますが、まだ特定化AI及びITの進化が中心です。主に事務仕事をAI・ITが人間から特定の業務を実質奪ってきましたが、まだ拾ってくれる神も介護等でたくさん存在します。確かに現場仕事の有効求人倍率は1を大幅に上回っております。しかし今後予想される第四次産業革命では、汎用型AI・ロボットが全ての場所で人間の労働を不要にしてしまう懸念が持たれます。ただそのような状況になっても人間でなければならない仕事が3つあるそうです。それは、(a)創造性(b)経営・管理(c)もてなしだそうですが、皆さまの仕事は該当しますか?

 このような不安が杞憂に終わってくれればと祈る一人ですが、経済原則の流れに任せたままで解決できるかと疑っておりますが、皆さまはいかがお考えでしょうか?特に予想される大量の失業者の発生やさらに広がる格差は、社会に不安要素をさらに拡げてしまうかも知れません。最低限の所得(ベーシックインカム)を政府が保証するのも一案かもしれませんが、いずれにせよ価値観の大幅転換が求められてくるかもしれませんね。今まさしく我々に大きな脅威を与えている新型コロナウィルスもそうですが、人類全体のまとまりが今ほど求められている時代はなかったと感じずにはいられません。

 ところで私の職業は、20年後どうなっていますかね?


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