かわら版

■ 中国人の一部が何故かように裕福か ■

 日本に来られる旅行者で中国人の方が多く、銀座や心斎橋などのの繁華街のショッピングスポットにバスで乗りつけ、大量にブランド品などを買っていくいわゆる爆買いが報道されており、最近はあまり聞かれなくなりましたが、それでも着実に日本の消費を支えていることは間違いありません。
 最近はリゾートでも高級旅館や高級ホテルの最上価格帯の宿泊者は中国人観光客であったりして、その消費量はたいそうなもののようで、日本のサービス提供者においては上客のようです。
 その決済の多くは現金もしくは銀聨カードなどで行われているようですが、何故にそのような莫大な資金があるのでしょうか
 これは中国での税制が現在、金持ちにとってはパラダイスのような制度であり、日本と比較してかなり金持ち有利な制度になっていると思われます。
 現在の中国ではいわゆる相続税がありません(同じ中華系でも香港や台湾は相続税に相当するいわゆる遺産税はあります)。そのため、父親が事業で成功し莫大な財産を残したとしても、それを継承する子供や孫には一切相続税が掛からずそのまま承継されます。これは数十年前までは私有財産が殆ど無く、承継される財産が無かったことから相続税そのものが無かったのですが、現在でもありません。
 勿論中国政府も相続税の検討に入っているようですが、現状はありません。
日本のように親子3代で承継財産が相続税で消えていく日本とは大違いです。
 それと会社経営者にとって、いわゆる役員賞与の認定などが無く、また損金不算入の規定が甘いため、会社に私的な経費をつけやすいことが上げられます。
 すなわち中国では公給領収書制度(いわゆる発票)がありますが、これを入手していれば経費の損金算入は容易ですし、他科目交際費などの計上も比較的容易です。表面上の給与は低くして所得税を抑えることもでき、その反面、会社経費で私的経費をつければ、実質的な可処分所得は増える訳ですから、役員賞与の認定や、損金算入の要件が厳しい日本とは雲泥の差があります(よって多くの国内外旅行などの経費は会社経費で研修費や福利費などの経費で落とされているようです。また私的に買った高級車などは会社の事業経費で償却し、中には愛人への
お手当てなども大半は秘書の人件費などで落としているようです)。
 そのため気の利いた中国人は私的な会社を作り、巧みにタックスコントロールをしているとともに、かように潤沢な資金が得られることのようです。


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