かわら版

■ 仕事の方程式 ■

経営者の方々が物事の考え方を方程式として表現しているのを目にすることがあります。
日本電産㈱代表取締役社長 永守重信氏が
従業員の人事評価に繋げるために作った「ニデックマン方程式」が、
ニデック社員の評価値=基本的物の考え方+仕事等に対する熱意+能力
というものであり、日本航空㈱の再生の原動力となった、京セラ㈱名誉会長 稲盛和夫氏が
京セラフィロソフィで掲げる人生や仕事に関する考え方を数式として表したものが、
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
というものです。
符号は異なりますが、いずれの方程式においても、仕事の成果は「能力」に左右される部分は一部であり、
「考え方」や「熱意」の及ぼす影響の方が多大であるという基本的な考え方は共通しています。
特に「考え方」は、人間としての生きる姿勢を表すもので、「能力」や「熱意」が0 点から100 点までで
点数付けされるとすれば、「考え方」はマイナス100 点から100 点まで有ると稲盛氏は言います。
すなわち、どれほど「能力」が高く、「熱意」が高くとも、「考え方」がマイナスであると、
仕事の結果は良いものにはならないということです。
この意味で「考え方」は、仕事の方程式における非常に重要な変数であり、これを重視して、
いずれの経営者も「社是」や「経営理念」などの従業員へのメッセージを周知徹底することに注力してきました。
日本電産㈱の社是:
我社は科学・技術・技能の一体化と誠実な心をもって全世界に通じる製品を生産し社会に貢献する
と同時に会社および全従業員の繁栄を推進することをむねとする。
京セラ㈱の社是:
“敬天愛人”  常に公明正大 謙虚な心で 仕事にあたり
天を敬い 人を愛し 仕事を愛し 会社を愛し 国を愛する心
このように、会社や従業員だけでなく社会全体の繁栄を目指すという経営者のメッセージは、
従業員に仕事に対する誇りを与え、仕事の成果を高める大きな原動力になっているのかもしれません。


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