かわら版

■ ピンチに直面したとき ■

“ハローデイ”というスーパーをご存知でしょうか?
日本で一番視察が多いスーパーとして話題を集めているハローデイが、
かつて直面したピンチをいかに乗り越えられたのかが
書かれていた記事を見つけましたのでご紹介させていただきます。
「実は平成8 年元旦の午前一時にお店が燃えたんですよ。
そのお店というのは20 数年ぶりに出したばかりの後藤寺店という新店で、
これが大当たりして会社の経常利益の3 分の2 の利益を出していたんです。
その夜、除夜の鐘を聴きながら営業報告を確認し終えて
やっと一息ついたところで、電話が鳴り響きました。
電話口から上ずった声で、『火事です。後藤寺店が燃えています!』
と聞こえてきた瞬間、もう真っ青になりました。
すぐに車に飛び乗ったのはいいのですが、頭の中は悪いことばかりが
次々と浮かんでくるものですから、寒さではなくて怖さで震えが止まりません。
その時に私の好きな「ピンチはチャンスだ! ありがとう」という
清水英雄先生の詩がふっと浮かんできたので、それを必死で唱え始めたんです。
つらいことがおこると/感謝するんです
これでまた強くなれると/ありがとう
悲しいことがおこると/感謝するんです
これで人の悲しみがよくわかると/ありがとう
ピンチになると感謝するんです
これでもっと逞しくなれると/ありがとう
つらいことも悲しいこともピンチものり越えて
生きることが人生だと言いきかせるのです……
車内での40 分間、私はその詩を大声で繰り返しました。
店に着いた時にはゼェゼェいって喉がかれていたので、店に向かって歩く間は
「ピンチはチャンスだ/人生はドラマだ」と小声で何度も呟いていました。
すると私を見つけた店長がバッと走り寄ってきて
「すいませんでした」と大声で謝ってきました。
その時私の口から出てきたのが、
『店長大丈夫や! 改装費一億か二億かかっても、君ならまた取り戻せるやろ』
という言葉だったんですよ。
私は基本的に怖がりだし弱虫だから、あの詩を口にしていなければ、
きっと店長をボコボコにしていたと思います。
だからその店長はいまだに言うんですよ。
あの時は半殺しまでだったら我慢しようと覚悟をしていたら、
思いもよらない言葉を掛けられて、嬉しくて嬉しくて涙が止まらなかったと。」
今日も笑顔で頑張っていきましょう。


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