かわら版

■ 考える力を育てる ■

企業では、一定の成果を確保するためにマニュアルやチェックリストを
利用することがあります。しかし、このようなものを徹底すればするほど、
気づく力や考える力は奪われていくように思われます。マニュアルやチェッ
クリストに載っていないことはスルーしてしまって大きなミスにつながると
いうようなことも発生します。その上、そのミスはマニュアルやチェックリ
ストの不備のせいともなれば、ため息も特大級になろうと言うものです。
実はこのマニュアルやチェックリスト、高度経済成長下における大量生産
時代には有効な手段でありました。しかし、現代では製品もサービスも多様化
しているだけに、この悩みは深刻にもなりますし、ここからの脱却は企業の
生死を分けると言っても過言ではありません。その問題に対する解決策の一つ
が、個々の「考える力」を育て、磨き上げ、常に「考える」クセを付けると
いう提唱です。簡単にまとめると、
その① 常にもっと良い方法はないかと考える習慣を身に付ける
環境は刻々と動いていますから、昨年と同じ昨日と同じでよいはず
はありません。
その② 良い提案や方法についてはそれを水平展開していく
同じ課題をバラバラに取り組んでいるということはよくあることです。
課題を共有し知恵を出しあう習慣を身に付けること。そして、どこかの
部署や誰かが良い方法を見出したらそれを共有してより発展させていこ
うということです。
その③ 常に現場やマーケットの視点を意識する
情報は現場にあります。特にマーケットに常に直接接している最前線の
情報を知る事は大切です。
その④ 本質を見抜く分析力を身に付ける
表面的な出来事に目を奪われることなく、本質を見極め対応して、振り
回されないようにすることも必要なことです。
その⑤ 行動に移し、行動することで新しい発想を生み出す
変化の激しい時代、時間をかけて考えていては状況に対応できなくなり
ます。まず行動してみてその反応を見ながら施策をブラッシュアップし
ていくというスピード感を持つことで、成長につながります。


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