かわら版

■ 最近の不動産事情 ■

 物の売買は、基本的には需要と供給で決まります。製造原価のかかっているものを売却する場合は、原価回収以下では売りたくはないです
が、それでも仕方がない場合は、損を覚悟で売ることもあります。
 不動産も当然ではありますが、同じ様な状況で売買されます。消費者の行動で学習効果がないと言うか、情報が不足している為か、とても
もったいない購入をしているケースが最近何度かありました。いわゆる、かけ込みでの購入のことですが、消費税導入及び消費税率upの時の
かけ込みです。
 消費税up前にup分の節約をしようと購入者が殺到し、需要と供給の関係で価格がupします。この為本当に節約になったかどうかは、わかり
ません。業者は、消費税up前に割高な価格で売上が上昇した分、消費税up後、在庫で残った物件を割安で売却します。消費税up後に2割ほど
安くなった物件を買った人を知っています。本当に賢い消費者はどちらでしょう。
 話が少し違いますが、2001年9月11日の事件後、入出国及び治安の情況が大きく変わってしまったアメリカで、旅行好きのアメリカ
人が選択した行動があります。アメリカ人でさえ思ってもいなかったハワイが、旅行先、不動産の投資先として、脚光を浴びたのです。わざ
わざ、危険な海外でなくても、常夏で、治安の良いハワイがあるではないかと、ハワイの不動産物件を購入し始めたのです。島によって違い
ますが、ハワイ島に別荘を持っていた知人は、9.11の前日本円で約5,000万円で購入した物件が、ほんの5年の間に1億円を超えた
と言っていました。今度は、2008年9月15日のリーマンショックで元の5,000万円にもどったそうです。でも、今はISの脅威か
ら、またアメリカの人々は国内の物件を購入しだしました。供給も増加していますが、それ以上に需要が増加しています。
 私もハワイ島が好きなので、少々安い物件でも良いと思っていましたが、宝くじでも当らないとむつかしい情況になって来ました。


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