かわら版

■ AIの発展と企業経営 ■

 いつの時代も、技術の発達とその利活用は、我々の生活の質を大きく向上してくれます。
 戦後日本の高度経済成長は、今も我々日本人の誇りであり、また、後に続くアジアの人々の夢と憧れの的とされています。
しかしながら、「シャープ」や「東芝」といった、戦後日本経済発展の象徴ともいえる、家電メーカーや電子機器メーカーの厳しい経営状
況を伝えるニュースは、これからの日本経済の先行きに暗い影を投げかけています。
 iPhone等の「スマホ」の登場は、ガラパゴス化した日本市場のデジカメやワープロ専用機・パソコンの市場を一気に統合してしまいまし
た。通信や情報収集環境の大きな変化の恩恵を受けて、消費者の「ひと」や「情報」とのかかわり方が大きく変化しました。新しい技術に
アンテナを張り、素早く使いこなした企業は、以前では考えられないようなスピードで成長しています。
 経営者は、常に時代の変化に敏感でなければ、企業の存続・発展は成し遂げられません。
 さて、最近よく目にする「AI(人工知能)やロボットに奪われる職業」に会計の職業も高順位でランクされていることに、とても驚きま
した。
 しかし、パソコンの内部で処理されている「データ」の目線で見てみると、いかに人間の処理スピードが遅く、また、無駄でムラがある
かということが見えてきます。「機械にできることは、機械に任せる」発想が、情報処理の正確性とスピードをアップさせる近道です。ク
ラウド会計や、24時間働けるロボットの活用は、これからの企業経営においては、不可欠となるでしょう。
 会計事務所も、「その活用方法の提案や、セキュリティ確保を含むメンテナンスのサポート業務・分析活用の提案等ができなければ、生
き残れない」、そんな時代がすぐそこに迫っているようです。


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