かわら版

十牛図(じゅうぎゅうず)

十牛図とは、禅の悟りに至る道筋を牛を主題とした十枚の絵で表したものです。
禅の老師曰く、「己を知れ」という。座禅しながら己自身について考えようという。
自分がその生涯で出来ること、社会の中で自分の使命は何であるのかをよく見極めろということである。
見極めたら、その通り生きて見ろという。
潜在意識になれば、60秒絵を見れば[悟り]に入れます。
1.尋牛(じんぎゅう) 牛を捜そうと志すこと。悟りを探すがどこにいるかわからず途方に暮れた姿を表す。
2.見跡(けんせき) 牛の足跡を見出すこと。足跡とは経典や古人の公案の類を意味する。
3.見牛(けんぎゅう) 牛の姿をかいまみること。優れた師に出会い[悟り]が少しばかり見えた状態。
4.得牛(とくぎゅう) 力ずくで牛をつかまえること。何とか悟りの実態を得たものの、いまだ自分のものに
なっていない姿。
5.牧牛(ぼくぎゅう) 牛をてなずけること。悟りを自分のものにするための修行を表す。
6.騎牛帰家(きぎゅうきか) 牛の背に乗り家へむかうこと。悟りがようやく得られて世間に戻る姿。
7.忘牛存人(ぼうぎゅうぞんにん) 家にもどり牛のことも忘れること。悟りは逃げたのではなく修行者の中に
あることに気づく。
8.人牛倶忘(にんぎゅうぐぼう) すべてが忘れ去られ、無に帰一すること。悟りを得た修行者も特別な存在
ではなく本来の自然な姿に気づく。
9.返本還源(へんぽんげんげん) 原初の自然の美しさがあらわれてくること。悟りとはこのような自然の中に
あることを表す。
10.入てん垂手(にってんすいしゅ) まちへ… 悟りを得た修行者(童子から布袋和尚の姿になっている)が
街へ出て、別の童子と遊ぶ姿を描き、人を導くことを表す。


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