例年の事ではありますが、令和6年3月分からの協会けんぽの保険料率が改定されます。改定後の保険料率は以下のとおりです。(健康保険料率は九州・沖縄県・山口県・東京都のみ抜粋しています)
◆健康保険料率(令和6年3月分から)
福岡県 10.35%(改定前10.36%) ↓
佐賀県 10.42%(改定前10.51%) ↓
長崎県 10.17%(改定前10.21%) ↓
熊本県 10.30%(改定前10.32%) ↓
大分県 10.25%(改定前10.20%) ↑
宮崎県 9.85%(改定前 9.76%) ↑
鹿児島県 10.13%(改定前10.26%) ↓
沖縄県 9.52%(改定前 9.89%) ↓
山口県 10.20%(改定前 9.96%) ↑
東京都 9.98%(改定前10.00%) ↓
◆介護保険料率(令和6年3月分から)
全国一律 1.60%(改定前 1.82%) ↓
給与からの控除は、当月徴収されてある企業では3月支払い分の給与から変更となり、翌月徴収されてある企業では4月支払い分の給与から変更(但し賞与は3月支払い分から)となりますのでご注意ください。
例)15日締め 当月25日支払い 当月徴収の場合 3/25支払い分から保険料率変更
翌月徴収の場合 4/25支払い分から保険料率変更
また、令和6年4月からは労災保険料率も改定されます。改定後の保険料率は以下のとおりです。
◆労災保険料率(令和6年4月から) (単位1/1,000)
・引下げ(17業種)
事業の種類 |
現行 |
改定後 |
林業 |
60 |
52 |
定置網漁業又は海面魚類養殖業 |
38 |
37 |
石灰石鉱業又はドロマイト鉱業 |
16 |
13 |
採石業 |
49 |
37 |
水力発電施設、ずい道等新設事業 |
62 |
34 |
機械装置の組立て又は据付けの事業 |
6.5 |
6 |
食料品製造業 |
6 |
5.5 |
木材又は木製品製造業 |
14 |
13 |
陶磁器製品製造業 |
18 |
17 |
その他の窯業又は土石製品製造業 |
26 |
23 |
金属材料品製造業 |
5.5 |
5 |
金属製品製造業又は金属加工業 |
10 |
9 |
めつき業 |
7 |
6.5 |
その他の製造業 |
6.5 |
6 |
貨物取扱事業 |
9 |
8.5 |
港湾荷役業 |
13 |
12 |
船舶所有者の事業 |
47 |
42 |
・引上げ(3業種)
事業の種類 |
現行 |
改定後 |
パルプ又は紙製造業 |
6.5 |
7 |
電気機械器具製造業 |
2.5 |
3 |
ビルメンテナンス業 |
5.5 |
6 |
※他、34業種は変更なし
◆雇用保険料率
雇用保険料率は令和5年度と同率で、変更はないと公表されています。
協会けんぽホームページ
「令和6年度の協会けんぽの保険料率は3月分(4月納付分)から改定されます
こちら
厚生労働省ホームページ
令和6年度の労災保険料率について(令和6年度から変更されます)
こちら