医療福祉経営通信

平成24年度診療報酬改定について

平成24年度診療報酬改定については、平成24年2月に中央社会保険医療協議会総会より厚生労働大臣に答申されました。
例えば、平成22年度改定時に新設された「地域医療貢献加算」は、更なる促進を図るべく、その評価が見直され、名称も分かりやすいものへということから「時間外対応加算」と変わり、その評価も3区分に設定されるとともに、輪番制で対応する診療所の要件が追加されました。

在宅医療の促進としては、機能を強化した在宅療養支援診療所・在宅療養支援病院としての要件の追加とその評価や、24時間対応への充実に係る評価等、医療機関にとって、自院の地域における役割や存在感を発揮できる機会にもつながる改定項目も含まれています。

また、病院機能に合わせた効率的な入院医療の評価等における改定項目として、入院基本料について患者像に即した適切な評価や病床の機能分化を一層促進する観点からの評価や、金曜日入院、月曜日退院の割合が明らかに高い医療機関の土曜日、日曜日の入院基本料の適正化等についての見直しも行われています。

改定内容の詳細については厚生労働省のHPを参照ください。

           篠原公認会計士事務所グループ 医療経営かわら版推進室


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