中小企業においては将来のことを考え海外への展開を考えているところも多いようです。
しかしながらいざ実行に移すとなると必要となる情報の入手先から相談相手、
人材の育成方法や資金手当てなど多くの課題を抱えることになります。
そこで中小企業庁はこういった中小企業が海外展開する際の支援施策の手引書となるように、
各支援機関が実施している支援施策を紹介しています。
「中小企業海外展開支援施策集」
内容は事業の段階別にそれぞれ次のようになっています。
計画策定段階 ・海外情報の収集(10項目)
・アドバイザーへの相談(7)
・事業化へ向けての調査、相談(8)
事業準備段階 ・グローバル人材の育成(8)
・国内での海外への販路拡大(8)
・海外での直接販路開拓(4)
・海外展開に向けて製品開発、試験販売の支援(2)
事業開始・拡大段階 ・資金調達(6)
・資金回収、訴訟等のリスクに対する備え(3)
・知的財産権、法律問題への相談(6)
・海外進出時、進出後のサポート(3)
・現地子会社の人材育成、確保(4)
対象国、地域が限定されている支援施策(10)
対象分野が限定されている支援施策(4)
海外展開ワンストップ相談窓口
それぞれの内容について①支援内容 ②実施方法 ③料金 ④お問い合わせ先が紹介されています。
問い合わせ先はJETROや中小企業基盤機構など政府系の機関が多いので料金が無料のものも結構あります。
海外展開を実践している企業またこれから取り組む企業にとってこの支援集が
有用な情報が得られる手段となることを期待しています。
(篠原)